公開日 2018年02月01日(Thu)
平成30年1月24日(水)から25日(木)にかけて
屋久島高校2年生5名が,環境コース冬季宿泊研修を行いました。
24日(1日目)には,
永田公民館を起点に,民芸品の保管庫や永田嶽神社,みかん畑などを散策し,集落の歴史について学びました。
その後,屋久島地力センターを訪れ,生ごみを発酵させ堆肥化するまでの過程について施設見学を交えながら学びました。
さらに,県屋久島事務所を訪れ,屋久島の水力発電,電気自動車の普及促進支援事業について講義をいただきました。
生徒たちは,水力発電が行われている屋久島では,電気自動車の普及に大きな意義があることを知りました。環境へ配慮された発電方法に改めて感心した様子でした。
25日(2日目)は,
現在NHKで放送中の「西郷どん」で知名度が上がったかもしれませんが,「お由羅騒動」の際に流刑となった相良市郎兵衛の墓や,朝鮮の役での功績で有名な西村越前守平時安の墓といった史跡がある平内地区を巡りました。
続いて,屋久島町の新庁舎の建築現場の見学後にクリーンサポートセンターを訪れ,ごみ処理の過程についてのDVD鑑賞や,施設内を見学させていただきました。
ペットボトルや資源ゴミの分別が,手作業で行われていることに.生徒たちは驚きの表情を隠せない様子でした。
2日間の研修を通して,生徒たちは研修センターや語り部の方々と積極的にコミュニケーションをとり,学習を深める様子が見られました。
屋久島に住んでいても,なかなか訪れる機会の少なかった施設・集落の見学を通じて,郷土の文化や取組により深い関心を持って学習することができたのではないでしょうか。
研修を終えた生徒たちは,
・昔の屋久島は,今(現代)とは違う活気があふれていたのだなと思った。自然とうまく共存し,様々な工夫で生活を豊かにしていた。物を大事に使い,日々の生活に感謝していたということが分かった。今回学んだすべてはこれから語り次いでいくべきだと思った。
・地球温暖化やCO2の排出量,そのために自分たちができる小さなことなど改めて考えることが出来ました。電気自動車に実際乗って,シートが温かくなることに感動しました。
・堆肥の出来方やおがくずの作り方を見させていただいた。生ゴミに混じった興味深いものもあったけれど,スプーン等も入っていて,これはだめだなと思いました。私も気をつけようと思いました。
というような感想を持ったようでした。おかげさまで充実した研修になりました。関係の皆様方,本当にありがとうございました。