公開日 2018年12月10日(Mon)
12月8日(土)に,屋久島町商工観光課と山岳ガイド連盟の企画である「縄文杉ワークショップ」に本校からも希望を募り,生徒4名・教員5名が参加してきました。
この企画は,昨年度の縄文杉発見50周年記念に伴うもので,50周年実行委員会メンバーであった屋久島山岳ガイド連盟の会員が,是非取り組みを継続したいとのことで実施されました。
グループを2つに分け,朝6時半に荒川登山口を出発しました。
前日からの雨の影響で滑りやすく,手すりのない橋を渡る時は集中するため,生徒も教員も無言になっていましたが,それ以外は終始にぎやかな登山でした。
神様が宿っているとされるハート型のウィルソン株を初めて見る生徒はテンションが上がり,今話題のインスタ映えを狙い写真を撮っていました。
ウィルソン株はハート型だけかと思いきや,ガイドの方に「となりのトトロに出てくる小トトロのような形があるよ」と教えていただき,探してみると本当に小トトロのような形の所がありました。
切り株を使って,『ひょっこりはん』を真似してみたりと楽しんでいました。
縄文杉は霧に包まれ,はっきりとは姿が見えませんでしたが,霧の中の縄文杉もまた壮大で幻想的でした。
急に来た大きな寒波により,生徒の体調が心配でしたが,終始にこやかで,ガイドの方に教えていただいた情報を復習しながら下山していました。
参加した生徒は,「10時間登山したことで達成感がある。これで島外に出ても縄文杉をアピールできる」と話してくれました。
商工観光課の方の話によると,屋久島の若い世代とともに,縄文杉登山における観光施設の課題や,林業の歴史,世界自然遺産の価値などについてさらなる郷土愛を深めるために,来年・再来年も続けてこの企画を行いたいとのことでした。
屋久島に住んでいると,いつか登ろうと考えているうちに,登らずに島外に出てしまうことがあり得ると思います。
高校生のうちにこのような企画に参加し,屋久島について生徒自身が情報源になり発信して欲しいと感じました。
縄文杉ワークショップを企画してくださった屋久島町商工観光課の方々,屋久島山岳ガイド連盟の方々,本当にありがとうございました。