公開日 2019年03月14日(Thu)
3月14日(木),2年生環境コース6人と環境コースを希望している1年生6人で野外活動実習を行いました。
場所は白谷雲水峡へ向かう途中の標高500mあたりの道路沿いです。
屋久島野外活動総合センターに依頼し,外部講師として小原比呂志先生にお越しいただきました。
午前中は沿道にある植物の葉を採取し、その葉がどの植物の葉であるかを図鑑で調べ、葉の特徴から植物の種類を見分けられるようにする「ツリーファインディング」を行いました。
異なる木の葉だと思っていたものが同じ木の葉であったり、同じであると思ったものが異なっていたり、生徒は悪戦苦闘していましたが時間が経つのを忘れてのめり込んでいました。
午後は午前中に覚えた葉の見分け方や木の特徴をもとにして、道路沿い50mの範囲でどの位置にどの木が生えているのかを図面化していく「ライントランゼクト」を行いました。
午前中に覚えたことを思い出しながら全員で協力しながら木の特定作業を進めていきました。
中には午前中に調べていなかった木があり、特定するのに苦労をしたものもありましたが、おおむね順調に進みました。
引率した教員も生徒と一緒に木の特定や図面化する際の高さ測定などに加わり、充実した野外活動実習になりました。
学校に戻ってからは実習のまとめとして、採取した葉を図鑑としてまとめる下準備をし、ライントランゼクトで描いた図の仕上げを行いました。
1年生は初めての体験でしたが、積極的に活動できており,来年度からの学習に活かせることになったと思います。
2年生は昨年既に経験済みだったので,今回は後輩である1年生に色々と教えることでより理解が深まっていたようです。
本校環境コースでは,このように屋久島の自然の恩恵を受け,実習授業を豊富に取り入れつつ自然に関する授業を進めております。今後の研究成果に御期待下さい。