公開日 2022年11月03日(Thu)
10月26日(水),宮之浦集落の岳参りが行われました。岳参りとは山岳信仰の一つで,屋久島では約500年前から伝わる伝統行事です。屋久島の岳参りは戦時中を含め,長年行われてきませんでしたが,宮之浦集落では宮之浦岳参り伝承会が2005年に復活させ,春と秋の年2回,屋久島最高峰の宮之浦岳に登り,集落の安寧を祈願しています。
お参りは二人の所願(ところがん)という代表が中心になって行い,様々な儀式や習わしがあるとされています。今回,下山された方々にぼたもちを渡し,シャクナゲの枝の一部をいただく「まち迎え」という習わしを体験させていただきました。
伝統を守ることの大切さ,思いをつなぐことの大切さを感じた体験でした。(環境省 九州地方環境事務所HPから一部引用)